誰もが経験する身内の死 葬儀までの流れを詳しく解説!

葬儀

人生において必ず訪れる身内の死。悲しいことではありますが、残された遺族として最後はしっかりと送ってあげなくてはなりません。

余命宣告された場合は心の準備と葬儀屋の調整もできますが、突然亡くなった場合や余命宣告よりも早く亡くなってしまった場合は準備ができていないため慌てて決める必要があります。

万が一に備えて葬儀の流れを知っておくことは決して無駄なことではないのです。

そのためにも、身内が亡くなってから葬儀が終わるまでの流れを経験を元に紹介します。

 

亡くなってから葬儀が終わるまでの流れ

病院で最後を看取る

死亡宣告まで

病院で最後を迎える場合、病院から「そろそろ最後を迎えそうなので、立ち会える親族に連絡をとってください」と一報が入ります。

平日の昼間であれば仕事中なので、可能であれば早退してでも病院に向かい、最後に手をとって「ありがとう」と声をかけてあげてください。

 

心拍の波形が振れなくなり、間も無くすると医師がやってきて脈と瞳孔の確認があります。

その後「○○時○○分、御臨終です」との死亡宣告がされます。

 

 

体を拭いて着替えされてもらう

すぐに看護師さんから体を拭いて着替えさせるので、一旦部屋から出るように言われます。この時、最後に着せてあげたい服があるのなら準備しておくとその服を着せてくれますが、特に準備してないのであれば病院が用意してくれる浴衣を着せてくれます。

 

葬儀屋へ連絡

部屋の外で待つ間に、病院側から葬儀屋のことを聞かれます。その時点で葬儀屋を決めてあれば問題ないですが突然の事で準備ができていない場合、決めるところから始まりますが病院の安置所では長時間安置させてもらえません。

どことなく、早く決めるように促されながら決めなくてはなりません。

病院にお願いすれば病院周辺の葬儀屋さんの一覧と電話番号を提示してもらえるので参考にすればいいかもしれませんが、スマホなどで検索したほうが情報量は多いのでいいかと思います。

 

葬儀屋が決まったら、通夜と葬儀の日程で対応が可能かどうか確認から始まります。

決めたところの葬儀場に予約が入っていれば他を探さなくてはなりません。その葬儀屋さんの別のホールでもいいですが、できれば自宅から近い場所の方が都合がいいので選択する際の条件としてください。(自宅と葬儀屋が近い方が身動きがとりやすいです)

 

対応可能なホールを抑える事ができれば遺体の引き取りの時間を確認し病院側に伝えてください。

 

 

お寺さんへ連絡

遺体を運ぶ先は葬儀屋と自宅が選べますが、どちらにしてもお寺さんに連絡し予定を抑えてもらう必要があります。

それは「枕経」(まくらぎょう)と呼ばれるもので、最初に遺体の枕元でお経を唱えていただくものになりますが、お寺さんの予定が入っていては対応してもらえなくなります。

自宅が檀家に入っていればそのお寺に連絡し、枕経の依頼をしてください。

 

ここまでを、亡くなってから遺体の準備ができるまでにしなくてはなりません。

親族の死に動揺しながら代表者(喪主にあたる人)は、これらの対応をしなくてはならないのです。

もし、余命宣告をされていたのなら亡くなる前に葬儀社を選んでおくことをお勧めします。不謹慎だと思うかもしれませんが、いざと言うときに慌てなくてすみ、スムーズに事が運べます。

 

 

葬儀屋へ移動

葬儀屋と調整した時間に迎えが来るので、親族のうち1名はその車に遺体とともに乗車し葬儀屋へ向かいます。

最後を看取った他の親族は、各々の車で葬儀屋に向かいます。

 

葬儀屋に着いてから

枕経

葬儀屋に着き遺体を安置した後の最初に行うこととして、「枕経」があります。その名の通り、住職が遺体の枕元でお経を読むことを言います。

親族で枕経に立ち会える場合は、遺体を取り囲むように位置しお経を聞いてください。

その際、親族は喪服である必要はありません。ただしある程度節度ある濃いめの服装である方が好ましいです。

 

住職との打ち合わせ

枕経が済んだら、住職と通夜・葬儀の予定を詰めます。場合によっては49日の日程まで詰めておくようにすると良いでしょう。(住職からその話があると思います)

一番気になるところは住職に渡すお布施の額ですが、お寺さんによりバラバラなので心配であれば聞いておくと安心です。 おそらく項目ごとのお布施の参考金額を提示してくれますので安心できます。

この時、葬儀社の担当者同席であればその場で火葬場の空き情報を確認し予約をして決めなくてはなりません。

葬儀日程が決まっても火葬場が押さえれなければ日程そのものが成立しないためです。

 

葬儀の担当者との打ち合わせ

この作業は、葬儀に関すること全ての打ち合わせになるので時間としては2時間程度を要します。

コースの選択から、祭壇のアレンジ、棺、霊柩車、お花、料理、香典返しなど、決める事が多く、喪主一人では決めるのは大変なので兄弟が立ち会えるのであれば同席して相談しながら決めると良いでしょう。

そこである程度の見積額が出るので、お寺さんのお布施と合わせた合計が葬儀にかかる全ての費用ということになります。

通夜返し、香典返し、精進落としなど、予め準備した分は金額として見積もられますが、残れば返却ができますので、最終的な葬儀代金は差額の返却後に決まることになります。

その時、火葬場の予約表が渡されるので役所に行くまでは大事に保管してください。

お花の注文は通夜当日の昼までに行わないと間に合わないため、親族分を取りまとめる必要がある時は早めに確認し、どのお花(籠盛)を何対・何基か取りまとめておいてください。

 

初日の夜

通夜は24時間経過後しか行えないので、亡くなった時間次第では初日は遺体とともに葬儀屋で宿泊となります。翌日行う納棺までは遺体は布団に置かれるので布団を並べて寝る事ができる最後の夜となるので、今までの思い出を噛み締めながら感謝の気持ちとともに一夜を明かしてください。

 

翌日(通夜の前)

前日に葬儀社との打ち合わせができなかった場合は翌日の午前中に行うことになりますが、前日に完了していれば通夜までの予定は納棺があるだけです。

ただし喪主もしくは親族が必ず葬儀までに行っておかなくてはならない事が一つだけあり、それは役所に死亡届を提出しに行く事です。

役所に死亡届を出す事で火葬許可証が発行されます葬儀までに火葬許可証を入手できなければ、火葬場に行っても火葬してもらえなくなります。

 

納棺時間を確認しそれ以外の時間は役所に行くことと自宅に戻り礼服等の準備をする時間として葬儀の期間中、唯一有効に使える自由時間と言えるでしょう。

この時に、棺に入れてあげたい品物も準備しておくと良いでしょう。故人が生前好きだった食べ物や飲み物、趣味の品(金属はNG)、手紙など。

 

住職に出す茶菓子も、通夜の前までには揃えておかなくてはなりません。

  • 通夜前 →  バームクーヘン
  • 通夜後 →  どら焼き
  • 葬儀前 →  まんじゅう
  • 葬儀後 →  もなか

このように4種類揃えておくと良いでしょう。できれば一個づつ梱包されたものが良いです。

梱包されたものを箱買いし、住職に出した残りは親族などのお茶菓子に使うと効率が良いでしょう。

基本的にお寺さんの接待は葬儀屋さんが行ってくれるので親族で行う必要はありません。

 

納棺

映画で、元シブがき隊の本木雅弘さんが演じた「おくりびと」。見た事がある人はわかると思いますが最後に遺体を綺麗に整える作業が納棺になります。

基本的には親族はその様子を見ているだけになりますが、手足を拭いたり、足袋を履かせたり、着物を着せたりする事は手伝う事ができます。今までの感謝の気持ちを込めて綺麗に拭いてあげると良いでしょう。しっかり触る事ができる最後のチャンスかもしれません。

髪の毛を整えて必要であれば化粧を施し爪を切ってもらったら棺に入れる準備が完了します。

棺に入れる際は親族も手伝って行いますが、持ち上げての作業になるので数人の男手があると良いでしょう。

布団にいる時は寝てるのではないか?と思えてしまい、亡くなった実感が湧きませんが棺に収まった姿を見ると亡くなった事を実感し胸元が熱くなります。

 

通夜

納棺が済んだら数時間の合間で自宅に戻ったりして礼装の準備ができます。通夜の2時間前には着替えを済ませておくと安心です。

通夜が始まる1時間前には親族が集まり始めます。お茶出しなどしていると着替える時間がなくなるので、先に着替えておく事で行動にゆとりが生まれます。

受付は誰が行うのかは事前に決めておかなくてはなりません。親族でやってもらうのが調整しやすいでしょう。お爺さんの葬儀であれば孫で対応する事が多いです。いずれにしても受付は参列者が来始める段階では既に準備を完了させておかなくてはなりません。

やり方は葬儀屋さんから丁寧に指導いただけるので特に問題はないでしょう。

 

通夜が終わったら親族には別室で料理を振舞うのですが、コロナの影響でやり方に変化があります。

コロナの前は、大皿の寿司を準備する事が多かったのですが、現在はパックに小分けされた寿司を準備し持ち帰ってもらうのが多いとのこと。また、お茶とお菓子のみで短い時間でお開きにするパターンもあります。いずれにしても密は避けるべく配慮は必要になってきます。

 

通夜の夜は故人と過ごす最後の夜。故人が酒好きであれば一晩中酒を飲むのも良いでしょう。しかし翌日の葬儀に影響がないようにセーブしなくては体が持ちませんのでその辺は自主管理を心がけてください。

 

 

葬儀

棺に入れる物と火葬場に持っていく茶菓子等は固めておき、葬儀担当者に事前に伝えておくと対応してくれますので、葬儀が始まる前の時間に調整しておきましょう。

通夜と同じく葬儀開始の1.5〜2時間前には礼装に着替えておいてください。葬儀が終わったらそのまま火葬場に行くことになるので、帰りの身支度が簡単にできるように荷物はまとめておくと良いでしょう。

葬儀は初七日まで行われます。流れとしてはそのまま連続して行われるので焼香は2回行うことになりますが、司会進行の案内通りに行うだけなので問題はないでしょう。

火葬場

火葬場へ向かう人数はあらかじめ把握しておく必要があります。バスを準備しますが、乗り切れない分については自家用車で対応しなくてはなりません。

もし、バスに全員乗れたとしても1台は自家用車を出すと良いでしょう。火葬場でなにかあったときに身動きを取るのに役立ちます。飲み物が欲しいときやお茶菓子が足りない時などの買い出しにも使えます。

火葬場の時間は1.5時間ぐらいかかるので、昼をまたぐ場合は精進落としとして料理を振る舞います。手配と準備は葬儀屋さんが行ってくれるので事前打ち合わせで申し込んでおけばOKです。通夜のところでも言いましたが、コロナの影響で待合室での飲食を避けるべきと判断するのであれば、それは喪主の判断にて決断すれば問題ないでしょう。

ただし、精進落しの振る舞いをしない場合は火葬場からか戻り親族が帰宅する前に、精進落としの代わりとして手土産を持たせると面目は保てますのでその辺の調整は担当者と詰めると良いでしょう。

葬式で使われた籠盛のフルーツは火葬場に行ってる間に指定した数量に小分けして持ち帰る準備をしてくれるので、親族に持ち帰ってもらえます。

 

セットの中に、49日まで自宅で遺骨を置く祭壇が含まれているので、帰宅の準備ができたら葬儀屋さんと一緒に帰宅になります。

帰宅後は祭壇を設置してもらい、全ての日程が完了となります。

 


 

まとめ

葬儀に関して詳しい人はいません。ましてや急に身内に不幸があった場合など気が動転し何をしたら良いのか分からないことだらけです。

先ずは簡単な流れを理解できれば、万が一の時にも動揺せず行動できるかもしれません。

一般的な葬儀屋での一連の流れを紹介しましたが、自宅で亡くなった場合や宗教の違いなど、一概に共通することばかりではないため参考程度として下さい。

 

 



 

 

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