メダカの飼育 稚魚を育てるのに適した水とは

癒しを与えてくれる生き物として、魚(観賞魚)を飼う人は多いと思いますが、今回は「メダカ」について書いてみます。

 

メダカの飼育といえば、小学生の頃に教室で理科の授業の一環として飼っていた記憶があると思いますが、手軽に産卵と稚魚の成長までを観察でき、個体を増やす楽しみもあります。

 

最近ではビオトープと呼ばれる自然に近い環境(再現した環境)での飼育が人気で、ショップやホームセンターなどではたくさんの用品を取り揃えており、個体を含めた購入をしていく人を多く見かけるのではないでしょうか。

 

飼育環境は様々ですが、飼育する上で最も重要なのは、ズバリ「水」です。

メダカは比較的水質には強いと言われていますが、それではどんな水が良いのでしょうか?

孵化した稚魚を育てるのに適した水は?

 



 

 

メダカに適した水

魚にとっての水は人間にとって空気と同じで、住みやすい環境があるのです。

一般的には中性から弱アルカリ性が適しており、雨水などは酸性の傾向が強いため、外で飼育する場合には配慮も必要になります。(少しぐらいは問題ない)

 

メダカ飼育環境

屋内

屋内飼育ではガラスやプラスチックの水槽での飼育が中心となりますが、観賞的な要素が多いため、水の濁りには注意が必要です。

 

容器に入れた水の中にメダカを入れて飼うだけでは、徐々に水は汚れていきます。

餌の残りやメダカの排泄物により、水質が悪化(酸性化)していくので、砂利などを敷きバクテリアが住む環境を整える必要があります。

 

バクテリアにより不純物が分解され水質が安定します。エアーレーションと共に濾過フィルターなども機能させると良いでしょう。

 

 

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屋外

 

屋外の飼育でも雨が直接入らないようにするほうが良いでしょう。梅雨時の雨は水温低下につながり、寒暖差と雨による水温の変化で、病気が発生しやすくなります。

 

晴れた日に直射日光が当たりすぎるもの水温上昇になるので、できるなら軒下で1日の半分は日陰になる程度が飼いやすいです。

 

外で飼う場合、睡蓮鉢や、桶・タライなどを使用するため、観賞は上から見る事になりますが、飼育水は日光が当たる事で、グリーンウォーター化していきます。

 

そのためメダカたちの姿が見にくくなってします。対策としてタニシやカワニナなどを入れることで壁面の苔も捕食してくれ水質も浄化され安定するのでメダカの同居人としてはもってこいです。

 

バクテリアの住む環境を作るため、底材には園芸用の赤玉土を使うことをお勧めします。

これは安価で扱いやすく、水質も安定するので濁りも防げます。

 

 

 

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産卵と稚魚

メダカを飼育する醍醐味の一つとして、産卵と稚魚の孵化があります。4月の水温上昇とともに、日々産卵を繰り返し、秋口まで続きます。

 

産卵時期は、親の水槽に卵を入れっぱなしにすると、孵化した稚魚が捕食されてしまうので、孵化する前に取り出して別の水槽に入れて管理しなくてはなりません。

 

 

 

産卵床

水草が一般的で、マツモなどの水中の水草や、浮き草であるホテイ草などが、よく卵を付けてくれます。しかし、産卵を繰り返すため、水草も入れ替えが必要になりますので、100均で売っている素材を利用し、産卵床を作ることもできます。

ただし、天然の水草の方が卵の付きは良いように感じます。

 

 

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孵化後

卵を採取してから1週間から10日もすると針子と呼ばれる稚魚が水面近くに現れます。その姿は裁縫の針の先端に似ているぐらい小さく、普通の餌では食べる事ができません。

 

孵化して数日間は、お腹の栄養分で生き延びますが、その後は餌が必要になり、多くの稚魚は餓死してしまいます。

 

稚魚用の餌は販売されているので与えれば良いのですが、稚魚は一度にたくさんの餌を食べる事ができず、1日に5回程度餌を与えなくてはなりません。(普通にお勤めの場合そんなことは無理ですね・・・)

 

餌を与えれたにしても、食べ残しによる水質悪化も気をつけなくてはならず、稚魚を一人前に育てる事は難易度が高いのです。

 

そこでぜひ使って欲しいのが、グリーンウォーターなのです。

 

このグリーンウォーターはなぜ緑色なのか?ですが、目には見えない植物プランクトンの色なのです。と言う事は稚魚は植物プランクトンがいる水の中で泳いでいるので、いつでもプランクトンを食べる事ができるのです。

 

安定期に入る2週間ぐらいまで、グリーンウォーターだけでも大丈夫なほど、稚魚飼育には適した水なのです。

 

 

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グリーンウォーターの作り方

冒頭にも記述しましたが、何もしなくても屋外で飼育していると、徐々に飼育水がグリーン化していきます。しかし、タニシやカワニナ、濾過の赤玉土などを入れると浄化されてしまうのでグリーンにはなりにくいです(多分ならない)

 

親水槽がグリーンウォーターなら、そのまま稚魚に使えますが、もしない場合の作り方として、

  1. バケツ等の容器に水道水を入れる
  2. ハイポネックス(植物の肥料・活力液)を入れる(数ccで良いです)
  3. 親水槽の飼育水を加える(これがポイント)
  4. 日光のよくあたる場所に放置する
  5. 1週間以内に緑化した水が出来上がり

 

水とハイポネックスの割合は、あまり気にした事はありませんが、5リットル程度の容器であれば、ハイポネックスのキャップの1/4程度で良いと思います。

なんとなく多く入れると早くグリーンになる様な気がしますが、それより飼育水を入れることがポイントです。飼育水に含まれる栄養素がグリーン化を促進させるので、できる限り入れてください。

 

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稚魚の成長と共に

稚魚が成長すると、新たに生まれてくる小さな針子は食べられてしまいます。

ウソだろ?と思うかもしれませんが、子が子を食べるのです。なので、稚魚が成長したら親水槽に移すか、成長した稚魚用の水槽を準備し、移し替えてください。

 

このサイクルを繰り返すと、メダカがどんどん増えてしまうように思うかもしれませんが、知らないうちに捕食されたり、水質の変化で死んでしまったりと、生存競争に残るのはそう多くありません。

なので、孵化した稚魚はできるだけ大事に育ててあげたいですよね。

 

 

まとめ

メダカを飼育する事は簡単で、生命の誕生とその成長を簡単に観察できます。しかし、生まれてくる生命を大事に育てる責任も発生します。

 

グリーンウォーターは稚魚を育てるのに適した水といえますが、それでも放置してしまえば、水質は悪化して死んでしまうこともあります。

 

しっかり管理することと、生態系の維持からも、増えてしまった個体を川に放流する事のないように、最後まで責任を持って飼育することも心得てください。

 

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